有給休暇の取得時の理由欄はどう書くべきか

時季指定権と時季変更権の違いを知っておく

労働基準法は労働者に働きやすい労働環境を与えるための法律で、時代の変化によってどんどん変化してきています。
雇用をする側とされる側ではどうしても雇用する側の方の力が強いため、過去にはひどい搾取が行われることもあったようです。
最近でもひどい労働環境で働かせる例があるようで、法律で厳しく規制しようとの動きがあります。
有給休暇の取りやすさに関しても問題があり、一応労働基準法上では一定の労働者に有給休暇を付与する部分まで規定していました。
しかし実際にはあまり取得率は高くありません。
その理由の一つとして時季変更権がありそうです。
これは雇用側が労働者に有給休暇取得希望日の変更を求める権利で、これにより労働者は取得しにくくなります。
一方で時季指定権がありこちらは労働者が自分の好きな日を有給休暇として指定できる権利とされています。
時季変更権が乱用されると有給休暇の取得率は下がる一方なので、雇用側の意識が変わらないといけないかもしれません。